富山完全リサイクル型住宅(WPRH)生活実験協力者募集

生活実験の趣旨

 本研究における実験住宅には、大きく分けて2つの目的があります。1つは、金具等をできるだけ使用しない伝統工法を取り入れ、部材の再利用とリサイクルが可能な建築様式の確立を目指すことで、もう1つには、様々な低負荷型設備システムと生活様式を提案することで、生活時の環境負荷(CO2排出量など)を低減させることです。

 生活実験はこの2つ目の目的に関連するもので、実験的に導入したシステムの稼動状況や使い勝手、室内温度変化などのデータを、実際に生活を行いながら測定するものです。

 人は生活する上で、住居のある敷地の外から様々な物質や水・エネルギーを取り入れ、使用した後に敷地の外へ、ごみや排水・廃熱・二酸化炭素を排出します。本研究では、「敷地の外からのあらゆる投入量及び敷地の外への排出量を少なくすること」を実験住宅の趣旨として、住宅敷地内の森林資源をエネルギー源として活用したり、太陽エネルギー利用、雨水利用、排水浄化などを行うシステムを実験実測します。

生活実験協力者募集

 現在、「生活実験の趣旨」をふまえ、本研究における実験住宅の生活者として実験に協力していただけるご家族を募集しております。外観・内観・間取り等は、本ホームページに掲載している写真・図面等をご参照下さい。

■生活実験期間

  1999年7月〜2000年6月(1年間)  ※1年後には解体します。

■家族構成

  夫婦2人、子供2人、高齢者1人の合計5人

■応募条件など

 1.主な実験・実測事項

  @ご家族全員および訪問者全員の外出時刻・帰宅時刻の記入。(毎日)

  Aごみの分別(12種類)とその計量。(毎日)

  B生ごみ処理機・ディスポーザーなどによる生ごみ処理の実践。(毎日)

  C建設廃材・薪・可燃ごみの燃焼による暖房・給湯利用。(主に冬季)

  D電気機器使用状況チェック。(季節ごとに1日)

 2.実験住宅の家具・家電製品

  実験住宅には通常の生活に必要な家具(食卓、椅子、ベッド、衣装棚、勉強机等)、家電製品(冷蔵庫、コンロ、レンジ、炊飯器、洗濯機、乾燥機、テレビ、掃除機等)は用意してあります。その他の寝具、食器、小物や消耗品類は持ち込みでお願いします。

 3.費用・報酬

  電気代・ガス代・水道代は、実験設備に関係するので研究室が全額負担します。但し、電話代・新聞代・NHK受信料・移転費用などはご負担いただきます。実験期間の報酬も原則としてありません。

 4.その他

  @実験住宅へのマスコミの取材や見学者を受け入れていただくこと。

  A現地は冬季の積雪量が多いので、そういった地域の生活に慣れていること。

  B1年を通して通常の生活をしていただけること。

以上の事項を了解された上で応募を希望される方は、下記のフォームにご記入の上、送信をお願いいたします。

尾島俊雄研究室連絡先:
〒162-0044
東京都新宿区喜久井町17番地 早稲田大学理工学総合研究センター 喜久井町第一研究棟304

                  博士課程3年 中島 裕輔
                  修士課程2年 伊藤 素行

                       TEL & FAX:03-3203-4378
                                            e-mail:yusuke@ojima.arch.waseda.ac.jp

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