第九回PRH セミナー


講演者:後藤新二+3人(成光建設)

テーマ:「継ぎ手金物について」

場所:早稲田大学理工学総合研究センター4階会議室

時間:1998年9月3日(木) 15:00〜17:00

講演内容:

・集成材と金物を使った、ポスト&ビーム工法で住宅を建設してきた。

・現在は研究開発を主に行い、日立造船と協力して住宅建設を行っている。

・金物の特許が下り、躯体の理論は完成したと考えている。

・似たような金物は多数存在するが、この特許は既存のT鋼、H鋼等を金物に転用する点に下りた。

・この金物の耐久性は100年以上あると試験結果が出ている。加工は溶融亜鉛メッキ。その他のメッキでは100年以上持たすことは出来ない。

・集成材も通産省の試験では100年以上の耐久性があるといわれている。

・カナダなどでは既に集成材から、積層材への以降が進んでいる。

・しかしながら、接着剤による化学物質汚染・ホルモンの問題は今後の課題として、まだ解決はしていない。

・基本的にはS造、RC造のように考えてよい。屋上庭園のようなものも可能。

・この工法により、大幅なコストダウン(カットではない)と工期短縮が可能になり(40坪で平均45日で仕上げまで完成。たち前は半日)、熟練の技術も必要ない。

・これからはエンジニアリングウッド、リサイクルウッドの研究を進めていきたい。

   


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担当:高口 洋人