第十回PRH セミナー


講演者:黒川 哲朗(東京芸大助教授・デザインリーグ)

テーマ:「公共建築を国産材で、杉・丸太でケーススタディ」

場所:早稲田大学理工学総合研究センター4階会議室

時間:1998年9月16日(水) 13:00〜15:00

講演内容:(メモ程度のもので申し訳ありません)

  

はじめに〜プリント〜

1985年より木造住宅に従事

木造の建築を考えることは現代の建築を考えることではないか。

日本の材木は枠組材として用いるより、もっといい使い方があるのではないか

壊れ方が問題で、在来というものは考えるのは得策ではない

軸組プラス壁工法スケルトンモノコック

自分の国で作った木材で建築を行う

東京タワー下の芝の教会(レーモンドも設計、丸太を使用)

スライド

集成材を用いた大断面軸組構法

400m×800mが経済スパン

柱の数が在来の8分の1〜12分の1ぐらい

在来との違いは基本的に通し柱の点

一階、二階のプランが違っても融通がきくものである

元口と末口の違いから、長い材料取ると無駄ができるが、集成材でやると長い部材も短い部材も値はあまりかわらない。

SSG(シリコン・ストラクチャー・グレイジング) 柱をたたいてもそんなにゆれない。

構造材の材積と集成材の材積はあまりかわらない

在来は接合部で金物を利用しているが、バランスよく剛性を考えていかないといけない

パネルを利用できるところは利用する

北海道の営林署の建物

えどまつ、とどまつ、からまつを利用

ガルバリウムを外壁に利用

とどまつを薫製にして外壁として利用

丸太のひねり具合などに個性がある

短い材料を使って空間を構成していく

製材所

元口と末口の差の少ない真っ直ぐした材木を作るのは困難である。えんげた


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