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タウントレイルとは?
トレイルとは本来船の航跡や踏みならされてできた自然の小道を指します。この意味からそこかしこに埋もれたそのまちの歴史や文化を顕在化し、体験できるように整備したものをタウントレイルと呼んでいます。広い意味ではそうした埋もれた歴史を探索する行為や整理されまとめられたものもタウントレイルと呼びます。
太田口トレイル
太田口通り周辺は、飛騨街道の入口に位置し、一休禅師の伝説も残る由緒あるまちであるにも関わらず、明治以後の寺院の移転や戦災によってタウントレイルの多くを失ってしまいました。一休禅師が足を洗ったと伝えられる足洗川も暗渠化され人の目には触れなくなってしまっています。
いま、太田口通りは多くの中心市街地にある商店街と同様に、岐路に立たされています。
戦後の開発手法が行き詰まりを見せる中、私たちはこれまで以上にまちの歴史や文化、つまりタウントレイルを共通の認識として持たなければならないと考えています。古老の記憶の中にある古い歴史や富山の生活文化を掘り起こし、その上でまちの将来を考えなければ、持続可能な街づくりは不可能だと考えています。
「まちの顔」パンフレット
タウントレイルの第一歩は、いま何があるのか? どういう人がいるのかをお互いに認識することです。そして、そこに何があって誰がいるのか? 顔が見える形で広く世間に知ってもらうことです。
そこで私たちは、「まちの顔」パンフレットを一人々々、お店一軒々々につくってもらう事を提案しています。まずは、お店の宣伝と店主の顔(顔はスケッチの方が楽しい)、そしてまちに対する思いを小さなパンフレットにして、みなさんにお配りするのです。小さな事ですが、きっと大きな発見があるはずです。
通りの全員がパンフレットを作れば、それはもう立派なまちの歴史であり、他にはないガイドブックとなるはずです。
サンプル

ギャラリー太田口の「まちの顔」パンフレットは似顔絵でも有名な名古屋在住の画家・藪野正樹さんに作っていただきました。このパンフレットには、太田口通り商店街の商店主のみなさんにも登場してもらいました。


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